吹澤 瑞貴さん、高見 康介 さん、中村 勇貴さん:日本地球惑星科学連合2019年大会学生優秀発表賞

(2019/7/10)

当センターの吹澤 瑞貴さん(D1)、惑星大気物理の高見 康介 さん(D3)・中村 勇貴さん(M2)・が日本地球惑星科学連合2019年大会において学生優秀発表賞を受賞しました。

■URL :http://www.jpgu.org/ospa/2019meeting/

■吹澤 瑞貴 (D1:PPARC)   “Correlation between pulsating aurora and electrostatic electron cyclotron harmonic waves obtained from coordinated Arase and ground data”。
本学が参画するJAXA あらせ衛星が観測した「電子波動」とそれによって引き起こされるとみられる「脈動オーロラ」の関係を明らかにしました。

■高見 康介 (D3:惑星大気)  “Temperature and wind variations in Venusian mesosphere and lower thermosphere by mid-infrared heterodyne spectrometer in 2018”
本学が開発した赤外線ヘテロダイン分光器が可能とできる金星高層大気の温度場・速度場を、2018年の観測好適期に東北大・ハレアカラ60cm望遠鏡をフル活用して検出することができました。

■中村 勇貴 (M2:惑星大気)   “Axisymmetric conductivities of Jupiter’s middle- and low-latitude ionosphere”
観測から推定される木星の電離圏電気伝導度がとても低いという問題に対し、惑星間空間から落下するダストの電離によって供給される金属イオンの効果を取り込むと十分な伝導度を持たせることができる、というユニークなモデル研究成果を挙げました。