ハワイ大学(マノア校)を訪ねました
昨年10月に始まった国際共同大学院「環境・地球科学プログラム」ですが、参加する大学院生にとっては、1)海外の大学で研究や観測が出来る事、そして2)海外の大学の先生から講義や実験の指導を受けられる事といった、魅力ある内容です。そして、本プログラムを終了すると、東北大学が授与する学位記のほかに、外国の大学にて研究を行った証書も、同時に授与されます。
ハワイ大学海洋地球科学技術学部とは、これまで海洋物理学の分野で緊密な共同研究の実績がありますが、今後、気象学分野をはじめ、火山学、そして、太陽惑星研究の分野でも、共同研究の実施が強く期待されることから、「環境・地球科学プログラム」における中心連携校として、博士課程学生の共同指導にかかわる覚え書きの調印が、3月28日に行われました。
写真は、早坂理学研究科長とハワイ大学海洋地球科学技術学部のBrian Taylor学部長による調印式の様子です。東北大からは、プログラム委員長の早坂先生とともに、地球物理の須賀専攻長、そして、小原(副委員長)が参加しました。
ハワイ大学はとても良い環境にあり、全米でも有数の地球科学研究の規模を持つ大学です。この4月からは、昨年の12名の大学院生に続き、4名の院生がプログラムに加わり、活動がさらに広範囲に展開されて行くことが期待されます (小原隆博)