プレスリリース:コンピュータトモグラフィにより脈動オーロラの3次元構造の 復元に成功!


今年3月にPPARCを修了され、現在は国立極地研でPDの吹澤瑞貴さんら研究グループによる、オーロラの3次元構造解明の成果がプレスリリースされました! この研究は、北欧の3地点で観測されたオーロラ画像に、医療診断の分野で多く用いられているコンピュータトモグラフィ(CT)の手法を適用し、脈動オーロラの3次元構造を復元することに世界で初めて成功しました。さらに、宇宙空間から地球大気中に降り込んでオーロラ発光を引き起こす電子の2次元分布の復元にも成功し、その時空間変動を明らかにしました。本成果は、脈動オーロラ発生中の電子降下の全体像を理解することにつながると期待されます。
以下のリンクも参照ください。(文責:坂野井健)
東北大学プレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/08/press20220826-01-aurora.html
参考動画1(北欧オーロラの連続画像(60倍速タイムラプス))

参考動画2(オーロラ発光の構造と電子の分布)

出版論文
https://angeo.copernicus.org/articles/40/475/2022/