AOGS 2025 in Singapore に参加しました (2025/7/28-8/1)

7/28(月)から8/1(金)までシンガポールで開催された Asia Oceania Geosciences Society 22nd Annual Meeting (AOGS 2025) に、本センターからM2 松下が参加しました。
AOGS は、アジア・オセアニア地域の地球科学分野の研究者と学生の約4000人が集結する大きな学会で、会場はシンガポールとその他アジア・オセアニア地域で毎年交互に開催されています。
発表タイトルは以下の通りです。
松下 奈津子 (M2): Plasma Parameters at Europa’s Orbit Estimated from the Hisaki Observation
ポスター発表では、ひさき衛星での成果に多くの方が興味を持って下さり、木星セッション以外の研究者の方とも議論することが出来ました。惑星科学のセッションは、火星や木星といった惑星ごとの分類だけでなく、磁気圏の比較やイオンの役割といった惑星に共通するテーマもあり、興味深い切り口が多かったです。
一方、昨年の MOP 2024 でお話した木星磁気圏の研究者にはお会い出来ず、木星関連セッションの海外の研究者に自ら声を掛けに行くこともためらってしまったので、少なからず後悔は残っています。次に海外の学会・研究会に行くチャンスがあれば、自信の無さを破って積極的にコミュニケーションを取れるようになりたいです…!

ポスター発表を終えて一安心
初日と最終日の空き時間には、シンガポール国立博物館、マーライオン、Gardens by the Bay の植物園を見てきました。東京23区ほどの面積とはいえ、観光名所の多いシンガポールで回れる場所は限られていましたが、アジア各国の料理にチャレンジしたり、熱帯ならではのムクドリの仲間やオオトカゲを見かけたりなど、一人旅の感覚で滞在そのものを楽しむことが出来ました!

ライトアップされたシンガポール国立博物館。シンガポールの出土品が展示されているだけでなく、シンガポールの歴史に触れることができて、新鮮な心持ちになりました。

マーライオンと Marina Bay Sands。会場は3つの高いビルの方ではなく、その手前の横に広い展示場です。観光客でとても賑わっていました!
来年のAOGSは12年ぶりの日本・福岡での開催ということで、再び参加出来るように今後も成長を重ねていきたいです。
(文責:松下)