4年生PPARC実験報告会2022(2022/5/16)

ああ

5/16のPPARCセミナーにて、学部4年生の4人がそれぞれ行っていたPPARC実験についての発表を行いました。

PPARC実験は配属された4年生が初めて取り組む研修です。

各自興味のあるテーマに関わる事柄について勉強しつつ手を動かし、経験的にスキルを身につけていくことを目的としています。 たくさんの困難にぶつかりましたが、先生方・先輩方から御助言を頂きながら無事に発表まで至ることができました。

心配そうに見守る先輩方(とお友達)

以下、各々の発表タイトルと感想コメントです。

【中空光ファイバを用いたヘテロダイン分光実験】大畑・木下
(大畑)昨年度卒業された先輩が行っていた実験の再現とその先を試みました。
学生実験や趣味等とはまた異なる、研究に近い領域での実験を経験は私の中で貴重なものとなりました。また、実験に際しては先生方に度々ご助力いただきました。ありがとうございました。今回の経験を今後に繋ぐことができるよう精進いたします。
(木下)PATの塚田さん研究を再現するというものでした。反射鏡やレンズの微調整に苦心し、院生レベルの実験の精密さを思い知った一方で、実験方法を工夫する楽しさや結果が得られた時の達成感も学ぶことができました。また、プログラミングの得意な大畑君とペアでやったことで今回は何とかなりましたが、それらの勉強の必要性も痛感しました。

【デジタル信号処理による電波干渉技術を用いた人口雑音除去を目指して】桑山
IPRTのデータに対して、少し違った処理をしてみる課題でした。
今までの実験(自然科学総合実験、地物実験)とは違って答えを知っている先達はいないため、「鬼が出るか蛇が出るかわからない、結果を活かすもころすも自分次第」そんな感覚でした。
得られた結果を活かすことができたとは思いませんが、実際の研究への理解が深まる良い経験ができたと思います。
これからの研究生活で色々やらせてもらえることを期待していますが、たくさん成長したいですね。

【LAMPロケット搭載オーロラ観測カメラのデータ解析】茂野
Pythonを用いてオーロラ観測カメラのデータ解析をやってみるという課題でした。
得られたばかりでまだどこにもリリースされていないものを自分の手でいじることができたことはとても貴重な経験だったと思います。
わからないことだらけで大変でしたが、一区切りついたことでほっとしています。ですが、まだまだ勉強しなければならないと思い知らされました。

我々4年生は今後、院試勉強をしながら自分の研究テーマを決めていきます。
先生方、先輩方、これからも温かいご指導のほどよろしくお願いします。

(文責:大畑)