レーダー方程式とレイトレーシングに基づいた氷衛星へのパッシブレーダー探査の実現可能性の評価
Passive radarは、自然電波源から放出される電波の反射をとらえる観測手法です。木星・氷衛星探査機JUICEに我々が搭載するRPWI(Radio and Plasma Wave Investigation)では、ガニメデなど氷衛星の表層・浅地下調査のためにPassive radar観測が計画されています。また、将来の天王星、海王星といった氷巨大惑星探査や氷衛星着陸探査における応用なども検討されています。
現在、JUICEのRPWIによるPassive radar観測の実現可能性を評価するため、衛星表面で反射する木星オーロラ電波の強度の見積もりをRadar方程式とRay Tracingの2つの方向から行っています。
今後は天王星/海王星オーロラ電波を用いた衛星への探査に対する評価を行い、ボイジャー2号以来の巨大氷惑星探査への足掛かりとなることを目標としています。
文責:川上 歩大
