木星氷衛星探査計画 JUICE

木星氷衛星探査計画JUICEは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が開発した木星とその氷の衛星を探査する探査機で、2023年4月に打ち上げられました。主な目的は、太陽系最大の惑星が持つ大気、磁場、磁気圏と、木星の周りを回る衛星ガニメデ、カリスト、エウロパの内部構造や氷の地殻、地下の海の存在などを調査し、生命の存在可能性を探査します。
JUICEには10以上の科学観測機器が搭載されており、その中の電波・プラズマ波動観測装置「RPWI」の一部である高周波受信機(HF)は、東北大学が中心となって開発されました。
RPWIは、木星やその衛星周囲のプラズマ環境や電磁波を測定し、木星のオーロラ電波の構造、衛星の電離大気や地下の構造を調べます。JUICEは2030年代に木星圏に到達し、長期観測を行う予定です。 photo by JAXA
宇宙科学研究所JUICEプロジェクトページ
日本惑星科学会誌遊星人へのRPWI掲載記事 2025年
日本惑星科学会誌遊星人へのRPWI掲載記事 2016年 96ページ