宮島を訪ねました

私、2017年に還暦を迎えましたところ、C領域の先生方、職員の皆様、そして学生・院生の皆様から、お祝い(旅行券)を頂きました。皆様の、有難いご厚意ですので、この度、家内と旅行に出かけました。行先は宮島(広島県廿日市)です。宮島は、嘗ては厳島と呼ばれていたようですが、島の名前に由来する厳島神社と、背景に聳える弥山(みせん)は、現在、世界遺産になっています。宮島に観光船で渡り、最初に、厳島神社をお参りしました。推古天皇の時代に創建され、その後、平清盛が今の姿にしたと聞きました。潮の満ち干で印象ががらりと変わる厳島神社は、その日も多くの観光客で賑わっていました。聞けば、厳島神社には年間400万人が訪れるようです。私たちは、参拝を済ませた後、ロープウエーで弥山(みせん)に登りました。山の展望台から見る瀬戸内の島々は、私が、子供の頃から見たかった景色でした。今から1200年前の平安時代、弘法大師が開山された弥山(みせん)の山頂で、パワーを感じました。海抜535メートルの山ですが、険しい山です。修行者の鍛錬の場として発展して来たと聞き、当時に思いを馳せました。家内と写真を撮りあいながら、景色を堪能しているうちに、あっという間に時間は過ぎて、周囲は夕暮れになろうとしていました。
この度は、大変、心揺さぶられる旅行をさせていただきました。研究室の皆様に、感謝しています。(小原隆博)

 海に浮かぶ大鳥居

 弥山(みせん)から見た瀬戸内の小島たち