仙台市天文台で公開サイエンス講座「巨大惑星をめぐる旅」が開催されました

 7月1日に東北大学大学院理学研究科は仙台市天文台と連携協力協定を結び、今年度は天文台で4回の公開サイエンス講座を行うことになりましたが、そのトップバッターとして、8月19日午後に「巨大惑星をめぐる旅 ―地球物理学専攻・地学専攻編―」が開催されました。この講座では、私達地球物理学専攻C領域と、地学専攻初期太陽系進化学研究室のメンバーがアイディアを出し合い、天文台企画交流課と相談を重ね、諸惑星・衛星の特徴や諸現象、また、それらの探査等について、知って頂く(ミニ講演・惑星はかせ)・観て頂く(オーロラVR・隕石/小惑星サンプル)・体験して頂く(電波星/赤外線星探索、惑星探査機折り紙/ラジオ工作)各種企画を行いました。

 当日は生憎の雨模様、また、学校の夏休み終了直前で、どの位の方に参加頂けるか些か心配しましたが、それは杞憂に過ぎず、子供さんからシニアの方まで幅広い年齢に渡る400名余りの方にご来場頂きました。天文台でのイベントということで、参加された方の宇宙・惑星に向けた関心の高さも他のサイエンス・イベント以上に感じられ、伝え手の私達も嬉しく楽しい時間を過ごさせて頂きました(私個人としては反省点もあり、少なからずおられた小さい子供さんにも伝わる話の工夫、が次の公開講座に向けた課題となりましたが)。

本公開講座の第2回は、9月19日開催の「星はすばる、銀河はすばる―天文学専攻編」です。今後も多くの皆様のご来訪をお待ちしています。

(文責:三澤)

1)惑星探査機折り紙に挑戦
2)作製したラジオで電波星を探索
3)隕石を偏光顕微鏡で観察
4)ミニ講演会(講師:北 元 博士)

(写真提供:村田 功 先生)