放送大学・宮城学習センターで太陽と惑星の講義をしています

私たちのセンターは、太陽と地球・惑星の観測をベースに、新しい物理を発見したり、あるいは、提案されている仮説を実証したりしています。私たちのセンターがスタートして、今年で18年になりますが、メンバーの努力が実り、いくつもの成果が出て来ています。こうした研究を、センターに所属する学生の皆さんの卒業論文の題材として用いています。

私は、センターが進めている研究成果を、分かり易く整理をして、市民の皆様に届けたいと考えていました。そして、講演会を開催したりインターネットで講義を行ったりして来ました。

昨年、放送大学・宮城学習センター所長の大渕先生からお話を頂き、太陽と惑星環境について、面談授業をさせて頂きました(平成28年6月)。今年は、7月のはじめに、オーロラの科学について、面談授業を行う予定です。

受講の方々は、20代から80代の広い年齢層の方々で、興味も多域に渡っています。太陽や地球・惑星、そしてオーロラについて、観測した映像や、コンピュータシミュレーションのムービーを見ていただきながら、出来るだけ分かり易く解説をするように心がけています。沢山の質問を、授業で頂きますが、時には、難しい質問を受けます。そして、受講の皆様の関心の高さを、感じています。まだ、お伝え出来ていない事が残っています。太陽系の歴史や、惑星の進化についても、段々に、ご紹介していければと考えています。

(小原隆博)

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