このページでは、本センターの水星に関する研究を紹介しています。 基礎情報:水星(すいせい、英:Mercury)は、太陽系にある惑星の1つで、惑星の中で太陽に最も近い公転軌道を周回している太陽系第1惑星です。岩石質の「地球型惑星」に分類され、太陽系惑星の中で大きさ、質量ともに最小です。地球から水星を観測する場合、水星は太陽に非常に近いため、日の出直前と日没直後のわずかな時間しか観測できません。
水星はアルカリ金属を含む希薄な大気を持っています。特に中性Naによる発光は明るく、地上観測しやすいのが特徴です。私たちは東北大学がハワイに所有する60望遠鏡(T60)を使って水星の大気を2次元でとらえて観測しています。
2027年から水星に軌道投入されるBepiColombo探査機と協力し、地上とその場の両方から水星を観測しようと取り組んでいます。
水星は地球と比べて小さい磁気圏を持ち、その変化の時間スケールも数分と小さいです。それらと大気の変動の相互関係などを知ることが出来たらいいなと思いながら観測を目指しています。