日本-中国-インド 木星放射線帯共同電波観測

ただいま、日本のひさき衛星とアメリカのJUNO探査機が木星を観測中で、木星の観測的な研究をするには絶好な時期が今年からしばらく続きます。PPARCでは、この時期に世界中の電波望遠鏡を動員して木星の放射線帯を観測するプロジェクトを進めていて、11月の中旬に中国・精華大の楼宇庆教授がPPARCに訪れ、JUNO探査機と電波望遠鏡観測の打合せを行い、その後、飯舘観測所をご案内しました。



仙台市内の日本料理店にて。中央が楼教授

2017年の冬から春にかけて、PPARCの惑星飯舘電波望遠鏡(IPRT)、中国のウルムチ25m望遠鏡、インドのGMRT(メートル波帯大型電波干渉計)、情報通信研究機構の34m電波望遠鏡(茨城県鹿嶋市)の4つの電波望遠鏡で国際共同観測を行います(土屋)。


左上:飯舘惑星電波望遠鏡(東北大PPARC)
右上:ウルムチ25m電波望遠鏡、
左下:インドGMRT
右下:情報通信研究機構34m望遠鏡(写真はそれぞれの研究所Webページより)。