ハレアカラ観測所より

みなさん、アロハ―!6月21日から7月3日まで、T60望遠鏡への分光器の設置、調整、試験観測等のため、ハワイ・マウイ島ハレアカラ観測所に来ています!メンバーは、助教の鍵谷先生、そして我々、分光部門修士課程1年 小野紘夢、宍戸美日の3人です。

東北大学60cm 望遠鏡のあるハワイ・ハレアカラ観測所は、標高約3000m、0.7気圧と若干過酷な環境にあり、昨日の作業中私は急な頭痛に見舞われてしまいました…。

今回は、仙台で作った分光器をハワイに持ち込み、山頂まで運搬、取り付けを行っています。3人合わせてとても大きなキャリーバッグ6つと大変な大荷物で乗り込んでいます。今日はハワイ4日目、初日は移動日で、2日目から4日目にかけて分光器の設置を行いました。明日以降は、土星と木星の試験観測の予定です。何が見えてくるのか、とても楽しみです!

ところで、何故ハワイに世界中の天体望遠鏡が結集しているかご存知ですか?実は、ハワイは、世界で一番天体観測に適した土地のひとつであると言われています。例えば、みなさんご存知のすばる望遠鏡も、ハワイの、我々の望遠鏡のあるマウイ島の隣の島、ハワイ島のマウナケア山頂にあります。そんなハワイの観測所から見上げる夜空の美しさたるや、とても言葉では言い表すことができません。

さて、今回我々3人が滞在しているのは、ハワイ大学天文学研究所のゲストハウスです。食事は自炊です。空き時間に近くのスーパーに買い出しに行き、毎日頑張ってご飯を作っています。昨日の夕飯はハンバーグでした。マウイの物価は日本よりもずっと高く、例えば卵は12個入りで5,6ドル、日本円にしておよそ600円から700円ほどするのです!ですが牛肉はとても安いです。さすがアメリカといったところでしょうか。

お伝えしたいことはまだまだたくさんあるのですが、そろそろハワイは寝る時間なので、このあたりで失礼します。みなさん、マハロー!

文責 修士課程1年 小野紘夢 宍戸美日