欧州探査機に搭載された近赤外分光撮像装置を用いた火星大気の研究

私は、火星を周回する探査機Mars Expressに搭載された近赤外撮像分光装置OMEGAのデータを用い、火星の大気を観測したデータの解析を行っています。

フランスのチームと協力して、ダスト雲の厚さやダストの鉛直分布構造、地表面圧力量を導出するシステムを開発しました。

このシステムを利用することで、未解明である火星気象現象のメカニズム解明に貢献しています。現在開発中のシステムは、次世代の火星探査ミッション(特にMMX)にも適用される予定です。