惑星圏シンポジウム2024が開催されました (2024/2/20-22)
毎年恒例の惑星圏シンポジウム(公式サイト)が東北大学青葉山キャンパスにて開催されました。今回で25回目となります。複数の学会を跨いで「太陽系科学コミュニティを、惑星を主軸に横断・混合させる」ことを目的としたシンポジウムです。口頭およびポスターによる研究発表だけでなく、サイエンスミッションについて深く議論するスプリンターセッションが本年も行われました。期間中、各地からお越しの皆様をかなりの積雪でお迎えすることになりましたが、会場では雪と寒さに負けることなく、盛んに議論が進められていました。次回はもう少し暖かい時期だと良いですね。 (文責: 佐藤晋之祐)
さて、本センター所属のメンバーからは合計12件の講演がありました。学部4年生の能勢さんと松下さんは、今回の発表が学会デビューとなりました。以下、発表者と講演タイトルです。
Development of Martian atmosphere retrieval tool; Dust optical depth and Surface pressure (口頭)
Solar wind response of dawn-dusk asymmetry in Io plasma torus with the Haleakala T60 and HISAKI satellite observations (ポスター)
Auroral Footprints of Europa in Jupiter’s Atmosphere Associated with the Plasma Sheet Parameters (口頭)
昼間の水星ナトリウム外圏大気観測に向けたハレアカラ東北大60cm望遠鏡に搭載する可視補償光学装置の開発 (ポスター)
ファイバとファイバカプラを用いた惑星大気観測用中間赤外ヘテロダイン分光器の開発 (ポスター)
惑星高分散エシェル分光器ESPRITの開発 (ポスター)
太陽・惑星電波観測用広帯域フィードシステムの開発 (ポスター)
ひさき紫外線宇宙望遠鏡を用いた金星水素大気光の太陽自転周期に伴う変動解析 (ポスター)
ひさき衛星の極端紫外分光データを用いたエウロパ軌道におけるプラズマ診断 (ポスター)
LAPYUTA計画の検討状況 (口頭)
低周波(系外)惑星電波観測に向けた準備状況 (ポスター)
Development of 1.8m off-axis telescope PLANETS (ポスター)