角田市スペースタワー・コスモハウス主催の宇宙教室に講師として参加しました (2024/6/23)

 

D1の佐藤晋之祐です。東北大学太陽惑星空間系領域/STEPLEのメンバーが、6月23日(日)に宮城県角田市スペースタワー・コスモハウスにて開かれた宇宙教室に講師として参加しました。2023年にも講師として参加させて頂きましたが、そちらが好評だったということで今年度もお声がけ頂くことになりました!

PPARCからは菅原くん(M1)、能勢さん(M1)、松下さん(M1)、佐藤(D1)と三澤先生の5名が参加しました。STPPからは西谷くん(B4)、佐口くん(M1)と神田くん(M2)、PATからは生方くん(M1)と堺先生がそれぞれ参加しました。この記事では、当日の様子をお届けします。(文責: 佐藤晋之祐)


今回の宇宙教室には合計で14組の小中学生が参加しました。午前の部ではラジオを工作して電波観測を体験し、午後の部では探査ローバー模型を使って火星探査を体験しました。ラジオ工作では、オリジナルラジオを製作してAMラジオ放送(ちょうどNHKの子ども科学電話相談がオンエア中でした)を受信してみたり、惑星模型から放射される電波を探したりしながら、目には見えない電波の基本や惑星電波について学びました。火星探査体験では、温度センサーが取り付けられた火星ローバーを操作し、火星地形模型に埋め込まれた「高温スポット」と「低温スポット」を調べながら惑星を探査する難しさや、火星環境について学びました。ローバーの操作には少しコツが必要で、実際の惑星探査の技術的な難しさにも通じるところがあります。宇宙空間で活躍する探査機が様々な制約やハードルを乗り越えた技術の結晶であるということを肌で感じもらえたのではないでしょうか。

ラジオ工作の解説担当は松下さんと菅原くんが務めました

火星ローバー大集結

宇宙教室の企画をリードしてくれた能勢千鶴さん(M1)は準備から当日までを次のように振り返りました。

今回はラジオ工作と火星ローバーというこれまで実績がある内容を準備しましたが、これまでの先輩方が試行錯誤してきた様子が過去の資料から垣間見え、そのクオリティーの高さに驚きました。当日はあいにくの雨模様となりましたが、元気な小学生・中学生が集合して充実した1日になりました。参加者からの鋭い質問にハッとさせられる場面もあり、こちらも勉強になりました。次は7月14日のサイエンスデイに向けて準備を進めていきます!


今後もC領域のアウトリーチ活動にご期待ください!

H-IIロケットの前で記念写真

準備の様子。ハンダ付けに夢中な能勢さんでした