飯舘観測所ツアー in 飯舘 (2022/06/11)
こんにちは!! B4の桑山です。今年度web係の一人です!
6/11(土)に飯舘観測所の見学ツアーをして参りました。
今年度新たに加入したB4たちはもちろんのこと、修士の学生たちも観測所を訪れるのは初めてでした!!
一度は観測施設を見てほしいという先生方の想いの元、観測所近くの観光も交えたツアーという形で実現しました〜〜!! 企画してくださった方々、ありがとうございました
大きな規模感の観測現場を目の当たりにすることで、センターの一員としての自覚、運用する先生方の凄さなど、多くのものを得られた大変有意義なツアーでした!
研究ではデータの解析や計算という面に目を向けがちな我々学生たちでしたが、観測の現場に触れることでデータの価値を改めて実感し、研究への姿勢も少し前向きになったかもしれません!
僕自身、先のPPARC実験ではIPRTの観測データを用いましたが、当時はただの数字という感覚も強かったです。今回の見学を経て、それらのデータが観測された過程が想像しやすくなり、解析して得られた結果への感慨深さも増しました!!
今後新たに配属される後輩たちや、今回参加できなかった方々にもぜひ見せたいです〜〜!!
そんな良きツアーでした!
以下、いろいろな思い出を振り返させていただきます。
そして、今回の目玉で間違いないIPRT(Iitate Planetary Radio Telescope)ですね!!
惑星のシンクロトロン放射を観測する電波望遠鏡で、31.5m× 16.5m × 2式の1023 m2 というサイズだそうです。生で見ると迫力がすごいです!! 初めて見た学生の全員が圧倒されたことでしょう。
アンテナ自体も大きいですが、近くで見た骨組みのゴツさも凄かったです。
この規模の構造物です、逞しい鉄骨の数々で組み上げられていました!
アンテナ面の上に登ることもできました!!
IPRTのアンテナ面はワイヤーのメッシュになっている特殊な代物というのを知ってはいましたが、直接触れることでそんな性質もよく伝わりました。
IPRTだけでなく、ここでファーストライトを終えハワイのハレアカラに移設されたT60望遠鏡が置かれたドームや、開発中のPLANETS望遠鏡の骨組みの保管場所もありました。歴史を感じさせながらも、将来につながるものも。
少し離れた位置にある、アンテナ群で観測を行う木星銀河電波観測所にも行きました。
テンションが上がって、謎にアンテナに登るお猿さんも発生しました。
これら観測所への道に立つ電柱には「木星線」と書かれていました。観測所ができるまでは電気が通っておらず、観測所建設に伴って初めて電気が引かれたそうです。木星電波の観測所のためにひかれた電線なので、「木星線」という名前がついているんです!!かっこいい!!
仙台に帰る前に、飯坂温泉に軽く寄り道して観光しました!! 良いツアーですね!
雨が降る中の短い時間でしたが、足湯を楽しんだり、アツアツの公衆浴場にやられたりと、楽しい観光ができました。
(文責・桑山)