修士論文最終審査会(2021/2/1)

2/1(月)にPPARC修士2年の大浦、神原、藤本、山口の修士課程集大成となる修士論文最終審査会が行われました。
この最終審査会に向け、修士論文を書き上げ、発表練習を重ねてきました。

以下、学生それぞれのコメントです。

・大浦
【タイトル】
火星のクリュセおよびアキダリア平原における地下構造の探索
【感想】
大学院生活の集大成である修士論文の執筆と学位審査会が行われました。外部審査員の先生にもオンライン参加して頂き、クリティカルなご指摘を受けることができました。審査会では緊張して上手く話せないこともありましたが、このような場での発表は学会とはまた別の貴重な経験となりました。本研究の内容をジャーナルに投稿予定であり、まだ一息つくことも儘なりませんが、3月の卒業まで全速力で走り抜けたいと思います。

・神原
【タイトル】
惑星大気近赤外観測用高分散分光器ESPRIT搭載の検出器読み出しシステムと冷却システムの開発
【感想】
私は修士の半ばまで今のテーマではない木星近赤外観測のデータ解析を行っていました。その時には現在東北工業大の北さんには非常にお世話になりました。その後、装置開発の道に手を出したわけですが、何もかも初心者の私には正直いばらの道でした。そこでくじけず修士最後までやり遂げられたのも、研究室メンバーはじめ、友人の支えあってのことであると感じています。審査会ではまだまだ自分の未熟さを感じましたが、ひとまず終わりホッとしています。いままで得られた技術、知識を活かしていけるよう今後も精進していきます。

・藤本
【タイトル】
太陽高エネルギー電子短期増大現象時のⅢ型電波バーストの出現特性
【感想】
まだまだ課題の多い研究内容ではあると思いますが、修士論文、そして審査会での発表という形で無事にその成果の報告が出来たことを嬉しく思います。これもひとえに、研究を進める上で支えていただいた皆様の応援あってのことと、心より感謝申し上げます。残り2か月と短い期間ではありますが、今度は支える側として、3年間研究室培ってきた知識・技術について後輩たちに託していければと思います。

・山口
【タイトル】
動径方向拡散モデルとHISAKI観測に基づく木星内部磁気圏プラズマの動特性
【感想】
学部、大学院の約三年間続いた研究生活はさながら怒涛の日々でしたが、無事に修士論文発表を終えられたことについて、まずはホッとしています。審査会では今までになく緊張したものの、自分の頑張ってきた成果を存分に発揮できたのではないかなと思っています。これまでにお世話になった先生方、同期、そして研究室の方々には感謝してもしきれません。今は少しだけこの達成感と一抹の寂寥感に浸りつつ、これから残された二か月間でしっかりバトンをつないで行こうと思います。

修士2年、4人とも就職が決まっており、今後新たな場所で精進していく予定です。

(文責:神原)