集中講義 : 惑星進化・データ同化 (2020/9/23-30)

(記: 笠羽)
二人の講師をお招きし、連休明けから6日間、遠隔方式で2つの「集中講義」と「特別セミナー」を密度濃く開催いたしました。

  • 惑星進化: 関根先生@東工大 地球生命研
  • データ同化: 中野先生@ 統計数理研

必ずしも面識がない相手への遠隔講義は、講師の皆さんは大変だったかと思います。大変ありがとうございました。
受講者側も、せっかくなので対面実施で出席したかったかと思いますが、「動画で振り返り可、出張者も受講可」とプラス面もありました。特に、我々の研究グループ以外にも、全学いろいろな部局の方々に出席いただけたのは、こういう手法ならではです。

また、来年度もこうした「学内を横通しできる集中講義の企画」を考えたいと思います。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした!
(なお、履修登録を出されたみなさんには、「宿題レポート」が残っています!)

[9/23(水)-25(金)] 集中講義その1 「惑星進化」
[講師] 関根 康人 (東工大 地球生命研究所 / 理学院地球惑星科学系 教授)

[アストロバイオロジー、地球惑星システム進化学]
http://www.elsi.jp/ja-JP/members/researchers/ysekine 
http://www.aquaplanetology.jp/sekine/

[概要] いかにして地球が生命を育む惑星になったのか、生命を育むために必要な
要素は いつどのように獲得され、維持されているのか、といった生命につながる惑星の 形成・進化について解説。大局的な視点を獲得すると共に、各過程での鍵となる物理化学過程についての理解・議論。

[9/28(月)-30(水)] 集中講義その2 「データ同化」
[講師] 中野 慎也 (統計数理研究所モデリング研究系 准教授) 
[データ同化・地球科学モデル構築]
http://daweb.ism.ac.jp/cara/ja/about / http://daweb.ism.ac.jp/~shiny/

[概要] 地球科学分野で扱う時系列データや空間データの解析,逆問題解析,数値シミュレーションとデータを統合した解析手法であるデータ同化などを題材に,統計的な考え方に基づく汎用的なモデリング方法,データ解析手法等を取り上げ,議論.