日本地球惑星科学連合2018年大会(JpGU2018)開催

地球惑星科学連合は、地球惑星科学、具体的には、宇宙惑星科学、大気水圏科学、地球人間圏科学、固体地球科学、地球生命科学 および 関連する学際分野の総計50を越える学協会が参加し、会員の総数も1万人余の大きな学術組織です。毎年1回春季に開催されるその大会(研究講演会)が、今年は5月20~24日に千葉市美浜の幕張メッセで行われました。今回は米国地球物理学会(AGU)との共催セッションも数多く企画され(共催セッションでは英語で講演・議論が行われます)、全部で230を越えるセッションが25を越える会場で並行して開催されました。当センターからは教員、学生、総勢16名が参加し、口頭やポスターで研究講演を行ってきました。こうした学教会が主催する大きな講演会は毎年春と秋の2回行われますが、当センターのメンバーの多くは、春はこの大会、秋は地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)主催の講演会に参加しています。講演会は、発表する研究を認知頂くとともに、研究関係者等との(ドキドキの)議論を通じて更に研究の深化、展開に繋がる貴重な機会であり、また、他の方の最新の研究に触発される(ワクワクの)機会でもあります。JpGU2018のような、多くの学協会が参加する大きな大会となると、自身の所属する学会と異なるために、普段はなかなか聴く機会のない講演や研究者との話が出来、その方々の研究の視点、方法、考え方等々に新鮮な驚き・刺激・インスピレーションを感じ、また、自身の立ち位置を改めて思う得がたい機会ともなります。これもこの大会の参加特典です。今回も学生さん共々、色々な宿題を感じながら大会会場を後にしてきました。来年の大会は1年後の5月下旬とのこと、宿題に少しでも答えていけるよう、またガンバラねば!です。(三澤)

体育館のような広大な会場で行われたポスターセッション。

当センターの大学院生によるポスター発表の様子。