« 「惑星圏研究会」が今年度も開催されました(第20回!)。 | ホーム | プラハ出張:日本-チェコ二国間共同研究 »

2019年3月18日

2018年度ハワイ研修に行ってきました

東北大学環境・地球科学国際共同大学院プログラムによるサポートのもと、地球物理学・地学専攻の学部2年生から博士後期課程の学生を対象にハワイ研修が行われました。「地球を丸ごと理解する」グローバルな視野を持った大学院生の育成を目指すために設けられたこのハワイ研修は、今回で2回目となります。8泊10日間でハワイ島・マウイ島・オアフ島をまわり、火山巡検や本学の観測所見学、ハワイ大学のセミナー参加など、研修の内容は盛り沢山でした。その中でも、特に印象に残った体験についてご報告したいと思います。

写真1.jpg

写真2.jpg

ハワイ研修3日目 ハワイ島でのキラウエア火山巡検

火山活動による地割れや溶岩なども目で見て手で触れることができました。

溶岩とは思えないほど綺麗でしたが、国立公園の岩石などを持ち帰ることは禁止されています。噴火やそれに伴う地震といった大規模な自然災害は普段なじみもなく、どこか別世界の話のような気持ちでいましたが、その痕跡を目の当たりにして地球科学を学ぶ必要性を強く認識しました。また、広大な火山地形やその奥に広がるハワイ諸島の景色に圧倒され、地球というものの大きさを身に染みて実感しました。

写真3.jpg写真4.jpg

ハワイ研修4日目 マウイ島でのハレアカラ天文台見学

東北大学ハレアカラ観測所のT60を実際に見ることができました!

私は昨年3月に行ったPPARC実験でT60を使用したのですが、仙台からリモートで操作したので実物を見たことがなく、1年越しにやっとご対面できました。今年のウィンターストームの影響で残念ながら中に入ることはできませんでしたが、その代わりハワイ大学の望遠鏡を見学させていただきました。観測所のロゴには絶滅危惧種のネネが描かれており、ハワイならではという感じがしました。(私自身、ハワイ滞在中にネネに遭遇することができました。ラッキー!)

写真5.jpg

ハワイ研修5日目 マウイ島でのハレアカラトレッキング

火星に似ていると言われているハレアカラからの眺め。

砂漠のような不毛の惑星である火星にも大昔には水が豊富に存在したと言われていて、私は火星周回衛星に搭載されているレーダーサウンダーを使って現在の火星に地下氷や地下水がないかどうかを調査する研究をしています。そのような背景もあり、このトレッキングがとても楽しみでたまりませんでした。当日は運のいい事に快晴でハレアカラクレーターを一望することができました。3000m級の山に登ったのは初めてで、少し下ってまた山頂に戻るだけで息があがってしまいましたが、この絶景だけは忘れるまいとカメラをずっと構えて歩いていました。ここが火星だったら、などと色々想像を膨らませるとインスピレーションが湧いてきてとても刺激的な時間を過ごすことができました。

 

10日間は長いようであっという間でした。世界をリードする海外協定大学の教員による講義を受講したり、地球規模の自然現象が発生して調査・観測が行われている実際の現場を訪問したり、様々な体験をすることができました。私は地学の知識が乏しかったのですが、現地での地学教員の丁寧な説明やフィールドワークにより地学の理解も進みました。今後、地球物理と地学の新たな分野融合も期待できそうです。(文責 大浦)

コメントする