2016年2月アーカイブ

2016年2月18日

国際共同大学院 10月スタート

 私達、惑星プラズマ・大気研究センターが所属する理学研究科では、大学院生の教育に資するプログラムを来年度、立ち上げます。その名は国際共同大学院(環境・地球科学)で、惑星分野も柱の一つです。建国記念の日の2月11日、理学研究科長の早坂先生を中心に4名で、ハワイ大学の地球や惑星を研究している幾つかの研究所を訪ねました。写真は、海洋研究所での記念写真です。

 理学研究科がスタートさせる国際共同大学院(環境・地球科学)は、大学院生にとって、以下の2つの魅力があります。1)海外の大学で研究や観測が出来る事、そして、2)海外の大学の先生から講義や実験の指導を受けれる事です。

 私たち担当教員は、10月の開設に向けて、目下、カリキュラムの作成や観測・実験の準備を進めています。そして、大学院生の海外の大学への派遣と、海外大学の協力教員の招聘について、スムーズに行えるように、事務組織と調整をしています。

 派遣期間は、概ね1か月程度になりそうですが、惑星観測の最も適した時期に合わせて準備をする学生さんの姿を想像すると、とてもワクワクして来ます。

 大学院の学位記は、東北大学が授与しますが、ハワイ大学など、外国の大学にて研究を行った証書も、同時に授与されます。若い日の外国での研究は、将来の大きな飛躍につながって行きます。一人でも多くの大学院生が、国際共同大学院に参加される事を願いながら、準備を進めています。(小原隆博)

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ハワイ大学 海洋研究所の所長室にて(前の列に東北大メンバーが座っています)

2016年2月 4日

ガリレオ衛星の食

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木星には、ガリレオ衛星と呼ばれる4つの大きな衛星があり、木星の周りを2-17日の公転周期で回っています。この様子は5cm程度の小さな望遠鏡を使っても観察することができます。これらの衛星は、木星の背後に近付き、太陽がつくる木星の影に入ってしまうと、地球から見える位置にあるにも関わらず、数10秒の内にふっと消えたように見えることがあります。これをガリレオ衛星の木星食と呼びます。左上の画像は、ハワイの60cm望遠鏡に同架した口径5cmの望遠鏡で、衛星イオ(Io)の木星食の様子を観察したものです。左下の図は、同時刻の木星の影と衛星の位置を示しています。12:15UTあたりで、イオが突然見えなくなっている様子がわかります。

衛星が木星の影に入っている間は、普段太陽に照らされて眩しくて見えない、衛星の大気で起きている様々な発光現象を捉える絶好の機会です。イオでも、オーロラや火山火口からの光が食のときに詳しく観測されています。(鍵谷)

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