2017年12月27日

2017忘年会

先日、太陽惑星空間系 (C領域) 合同の忘年会がありました。

M1が作成したオープニングムービーや各研究室のメンバー紹介の動画から始まり, 食事はB4の皆さんが鍋, お寿司、Barをそれぞれ手作りで準備してくれました。どれも大変おいしかったです。PPARCのB4は5種類もの鍋を作ってくれて, 特にトムヤムクン鍋がおいしかったです。食事の後には研究室対抗のゲーム大会が行われ, PPARCは惜しくも2位でしたが, 景品としてバームクーヘンを頂き, PPARCのみんなでおいしく頂きました。(吹澤)

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2017年12月26日

宮島を訪ねました

私、2017年に還暦を迎えましたところ、C領域の先生方、職員の皆様、そして学生・院生の皆様から、お祝い(旅行券)を頂きました。皆様の、有難いご厚意ですので、この度、家内と旅行に出かけました。行先は宮島(広島県廿日市)です。宮島は、嘗ては厳島と呼ばれていたようですが、島の名前に由来する厳島神社と、背景に聳える弥山(みせん)は、現在、世界遺産になっています。宮島に観光船で渡り、最初に、厳島神社をお参りしました。推古天皇の時代に創建され、その後、平清盛が今の姿にしたと聞きました。潮の満ち干で印象ががらりと変わる厳島神社は、その日も多くの観光客で賑わっていました。聞けば、厳島神社には年間400万人が訪れるようです。私たちは、参拝を済ませた後、ロープウエーで弥山(みせん)に登りました。山の展望台から見る瀬戸内の島々は、私が、子供の頃から見たかった景色でした。今から1200年前の平安時代、弘法大師が開山された弥山(みせん)の山頂で、パワーを感じました。海抜535メートルの山ですが、険しい山です。修行者の鍛錬の場として発展して来たと聞き、当時に思いを馳せました。家内と写真を撮りあいながら、景色を堪能しているうちに、あっという間に時間は過ぎて、周囲は夕暮れになろうとしていました。
この度は、大変、心揺さぶられる旅行をさせていただきました。研究室の皆様に、感謝しています。(小原隆博)

miyajima1.jpg 海に浮かぶ大鳥居

miyajima2.jpg 弥山(みせん)から見た瀬戸内の小島たち    

南極点に行き、オーロライメージャーのメンテをしてきました

坂野井です。11月5日から29日まで、南極点にいってきました。南極点には、アメリカのアムンゼンスコット基地があります。今回私は、そこに設置している6台のオーロライメージャーのうち2台を新たなものに交換する作業と、過去2年分のデータ(10TB!)のデータを回収してきました。

私が学生のとき、日本の南極・昭和基地に越冬してから20年たちます。そのときは、砕氷艦「しらせ」の乗り、昭和基地にいくのにひと月以上かかりました。

今回は、ニュージーランド・クライストチャーチに飛び、そこからアメリカ軍の飛行機でまずマクマード基地(南緯77度)まで飛びました。あっという間(といっても3日間)につきました。

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マクマードは1000人くらいいる大きな基地で、ショップや床屋さん、銀行もあり、普通に生活できます。予定では、ここに1泊して、南極点基地へ飛ぶ計画でしたが、予想外に天候が悪く、連日フライトがキャンセルされました。ニュージーランドからのフライトもキャンセルされ、だんだん食堂の生鮮食料も減っていきました。毎朝5時に起き、南極点へのフライトの準備をして待機、キャンセルを繰り返しました。。。

このままタイムリミットになり、日本に帰ることになるかと危惧しましたが、結局予定より約2週間遅れで、南極点に飛びました。ほっとした気持ちが強かったです。

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南極点は、気温がー30〜ー40℃、風が強いため体感温度ー50℃、標高3200mで空気が薄く、非常に乾燥(湿度計は湿度1%を示していました)しており、過酷な環境です。特に空気が薄いため、同行した京都大学の海老原さんは寝込んでしまい、慣れるまで2日くらいかかりました。

南極点の滞在期間は、マクマード基地からの移動が大幅に遅れたため、予定よりも短縮されて5日間ほどとなりましたが、計画していた2台オーロライメージャーの交換とデータ回収を完了することができました。ちょうど週末はThanksgivingと重なり、特別なディナーに参加できました。

帰りは行きと打って変わって天気が良くなり、27日夜に南極点を出発して、マクマード基地を経由して28日にはクライストチャーチに着き、さらにその翌日には日本に帰国することができました。予定より5日ほど帰国が伸びてしまいましたが、翌日(11/30)からサンノゼに行く予定だったのでほっとしました。

(坂野井健)

2017年12月 6日

田中舘愛橘先生の郷里・岩手県二戸市で講演をしました

さる12月2日、岩手県二戸市教育長の鳩岡先生からの依頼で、私達の学会(地球電磁気学会)の創設に大きく貢献された田中舘愛橘先生に係る講演をいたしました。田中舘先生は、1856年に岩手県にお生まれになり、盛岡中学から、慶応義塾、東京大学と進まれ、35歳の若さで東京大学教授にご就任、地球磁場の測定をスタートに、現在の地球電磁気の多くの分野を開拓されました。
頂きました講演時間は90分でしたが、田中舘先生のご業績の全ては語り尽くせず、紹介出来なかった事柄が多数残ってしまいました。
私は、若い頃、宇宙科学研究所にて宇宙空間の研究をしていましたが、宇宙科学研究所の前身になる東京大学航空研究所の設立に、田中舘先生は尽力されました。先生と同じ岩手に生まれ、40代の始めに田中舘賞を頂いたことも手伝って、私は、この度、二戸市の皆さまに話す内容を注意深く準備しました。その過程で、一人の偉大な研究者のスピリットに触れる事が出来たという感慨を持つ事が出来ました。このような機会を与えて下さいました、二戸市教育委員会に感謝するばかりです。(小原隆博)

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2017年11月 8日

第142回SGEPSS講演会 学生発表賞(オーロラメダル)受賞

2017年10月15日-10月19日に京都で開催されました地球電磁気・地球惑星圏学会 第142回講演会における学生発表賞(オーロラメダル)にPPARCから次の2名の学生が選ばれました。大変おめでとうございます。

遠藤 友さん   (第2分野)
金田 和鷹さん  (第3分野)

受賞者および優秀発表者の講評等は、下記のホームページで公開されています。
http://www.sgepss.org/sgepss/history/students.html#2017

授賞式は、来年5月の地球惑星科学連合2018年大会中のSGEPSS総会で行われます。

2017年10月31日

芋煮会

毎年恒例の芋煮の季節がやってまいりました。今年は残念ながら台風の襲来と重なり、室内での挙行となってしまいましたが、山形風と仙台風の芋煮が鍋いっぱいに準備され、大変美味しくいただきました。準備をしてくださった学生さん方に感謝いたします。ごちそうさまでした。 (鍵谷)

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2017年10月10日

還暦のお祝いをして頂きました

PPARC・C領域の先生方、職員の皆様、院生・学生のみなさま、そして卒業生の皆様から、私ごときの還暦の為に、お祝いをしていただきました事、大変ありがとうございました。9月末の休日、秋が深まって来た頃、仙台市郊外にあります旧伊達家別邸にて、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
PPARCに赴任してきて5年間、震災復興から新しい観測の実現へと、PPARC・C領域のみなさまと共に進んで来ました。今年7月には、東北大学が、東大、京大と共に、指定国立大学に選ばれました。これからが、いよいよ大事な時期になりますので、志を高く掲げて、皆様と一緒に、頑張って行きたいと考えています。(小原隆博)

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2017年10月 5日

地球の大気に降り注ぐ宇宙放射線の地上電波観測:ノルウェー編

地球周辺の宇宙空間(磁気圏)から地球大気に高エネルギー粒子が降り込む現象を観測するため、北緯79度のノルウェー・ニーオルスンで低周波電波観測を行っています。8月下旬に、この受信装置のメンテナンス作業のため、修士課程1年の平井さんとニーオルスンに行ってきました。ニーオルスンには国立極地研究所のラベン基地があり、2010年3月に電波受信装置を設置して以来、観測を続けています。3月のニーオルスンは雪に覆われてましたが、8月は雪が消え、雪の下に隠れていて見えなかった氷河やトナカイを間近に見ることもできました。ニーオルスンには白クマもいるので、居住エリアから出るときはライフルを持たなければなりません。
ニーオルスンへの出張後は、日本に3日間だけ滞在した後(さすがにしんどかった)、南アフリカ・ケープタウンで開催された国際学会でニーオルスンでこれまで行ってきた観測・研究成果を発表してきました。
磁気圏での高エネルギー粒子の加速と、加速を受けた粒子が地球の大気に落ちてくるメカニズムにはまだまだ謎が多く、2016年12月に宇宙科学研究所が打ちあげた「あらせ衛星」と地上観測を組み合わせて明らかにしようとしているところですが、高エネルギー粒子が地球の大気そのものに及ぼす影響~窒素酸化物の生成やオゾンの破壊~についても、その証拠が観測から得られ始めていて、今後の研究の進展が楽しみです。(土屋史紀)

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2017年9月19日

宮城のテレビ放送3社が11年ぶりの巨大太陽フレアを報道

9月6日夜、11年ぶりの巨大太陽フレアが発生しました。日本が夜だったこともあり、デリンジャー現象は観測されませんでしたが、このフレアに伴って放出されたコロナガスが8日の朝に地球を襲いました。

仙台市のテレビ放送の各社は、コロナガスの影響を報道すべく、私の部屋に取材に訪れました。今回のような場合、既に、日本は日照領域になっていますので、電離層の電子密度が急増し、GPS信号に誤差が生じます。また、夕方からは、通信に障害が発生する場合が多いです。以上の内容をテレビでコメントしましたが、その後の情報によりますと、GPSの位置情報の誤差は16メートルに達しました。

太陽の影響で、地球周辺の宇宙空間が影響を受けることがあります。人工衛星や国際宇宙ステーションは、太陽の活動を非常に気にしながら、飛翔しています。地上の天気になずらえて、宇宙天気と呼んでいますが、太陽や地球の嵐を予報するのが、宇宙天気予報です。

私は、2010年から2013年にかけて、宇宙天気の国際委員会(国連宇宙天気専門家会合)の共同議長として、宇宙天気に関するガイドラインを世界の27カ国の代表と共に、まとめました。公表されたガイドラインは、世界の宇宙機関に伝えられ、日々の宇宙活動や、世界規模の無線通信業務に反映されています。

太陽と地球の関係を調べる宇宙天気研究ですが、研究の成果は宇宙開発の現場で役立っているのです。(小原隆博)

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2017年9月 7日

仙台市天文台で公開サイエンス講座「巨大惑星をめぐる旅」が開催されました

 7月1日に東北大学大学院理学研究科は仙台市天文台と連携協力協定を結び、今年度は天文台で4回の公開サイエンス講座を行うことになりましたが、そのトップバッターとして、8月19日午後に「巨大惑星をめぐる旅 ―地球物理学専攻・地学専攻編―」が開催されました。この講座では、私達地球物理学専攻C領域と、地学専攻初期太陽系進化学研究室のメンバーがアイディアを出し合い、天文台企画交流課と相談を重ね、諸惑星・衛星の特徴や諸現象、また、それらの探査等について、知って頂く(ミニ講演・惑星はかせ)・観て頂く(オーロラVR・隕石/小惑星サンプル)・体験して頂く(電波星/赤外線星探索、惑星探査機折り紙/ラジオ工作)各種企画を行いました。

 当日は生憎の雨模様、また、学校の夏休み終了直前で、どの位の方に参加頂けるか些か心配しましたが、それは杞憂に過ぎず、子供さんからシニアの方まで幅広い年齢に渡る400名余りの方にご来場頂きました。天文台でのイベントということで、参加された方の宇宙・惑星に向けた関心の高さも他のサイエンス・イベント以上に感じられ、伝え手の私達も嬉しく楽しい時間を過ごさせて頂きました(私個人としては反省点もあり、少なからずおられた小さい子供さんにも伝わる話の工夫、が次の公開講座に向けた課題となりましたが)。

本公開講座の第2回は、9月19日開催の「星はすばる、銀河はすばる―天文学専攻編」です。今後も多くの皆様のご来訪をお待ちしています。

(文責:三澤)

天文台公開講座1.png 1)惑星探査機折り紙に挑戦

天文台公開講座2.jpg 2)作製したラジオで電波星を探索

天文台公開講座3.png 3)隕石を偏光顕微鏡で観察

天文台公開講座4.png 4)ミニ講演会(講師:北 元 博士)

(写真提供:村田 功 先生)