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 デカメータ電波干渉計システムの開発及びこれらを用いた観測が、協力講座である太陽惑星空間物理学講座・宇宙地球電磁気学分野を中心に進められています。

ダイナミックスペクトル

 惑星圏飯舘観測所 木星銀河電波観測室では、9基のクロスログペリアンテナから構成されるアレイ干渉計システムを用いて、木星デカメータ電波及び銀波電波の高感度観測を実施しています。
 本システムは活発な火山活動を持つ木星の衛星イオと木星磁場との発電により発生する強力な電波(イオ関連電波源)の詳細な振る舞いの他、特に強度の微弱な非イオ関連電波源の全貌を明らかにすることを目的としています。


 デカメータ電波を用いて我々の銀河系の中心部を探る研究が進められています。このアレイ干渉計システムで観測された銀河中心及びアンドロメダ銀河等の銀河から到来するデカメータ波を解析し、数多くの電波パスル群が発見されました。これらのパスル群は、銀河の中心に存在する巨大ブラックホール群から放射されてる可能性があり、その究明を行っています。
 アレイ干渉計システムによる高感度なモニタリング観測を実現するため、最新の干渉計及び信号処理技術を用いた性能の向上を予定しています。

長距離干渉計網

 木星デカメータ電波の放射源位置を決定することは、電波の放射モードを決定し、その放射メカニズムを探る上で本質的な意味を持っています。東北大学が保有するデカメータ電波干渉計網は、惑星圏米山観測所・川渡観測所・蔵王観測所・飯舘観測所の4局を用いて宮城・福島両県にまたがる100km級の電波干渉計網を構築して電波源の位置導出を可能としており、電波源が木星の南北どちらの極であるのかを決定し、電波の放射モードの観測を可能とする能力を持っています。
 干渉計としての更なる高精度化を目指し、福井工業大学との共同研究によって、宮城・福島と福井を結ぶ長距離干渉計観測も実施しています。