観測施設

≫ ハレアカラ
機器の詳細とデータ(研究向け)

惑星圏ハレアカラ観測所:ハワイ・マウイ島・ハレアカラ山頂 北緯20度42.5分 西経203度44.5分 標高3040m

ハワイ・ハレアカラ観測所は、マウイ島ハレアカラ山頂(海抜3040m)にあります。東北大学惑星プラズマ・大気研究センターとハワイ大学天文学研究施設(IfA)との合意により、2006年3月にはT40観測施設(自前の2.6m観測ドーム内に口径40cmのシュミット・カセグレン望遠鏡Meade LX200GPS-16とドイツ式赤道儀ERDE E-400があります)が、また2014年9月にはT60観測施設(三鷹製口径60cmカセグレン・クーデ反射望遠鏡)が設置されました。ハレアカラ山頂は年間を通して晴天率とシーイング条件に優れ、天体観測には世界でも有数の恵まれた観測地点です。観測所までは拠点としている宿舎から車で約1時間で到着可能で、海抜4000mのマウナケア山頂にくらべれば高所順応も容易です。T60、T40ともにインターネット接続により遠隔観測が可能となっています。これまで、この観測所の望遠鏡に分光装置を取り付け、木星内部磁気圏の光学観測や水星のナトリウム希薄大気の観測が行っています。2015年から、系外惑星の観測も開始しました。


飯舘
機器の詳細とデータ(研究向け)

惑星圏飯舘観測所:福島県相馬郡飯舘村前田 北緯37度42分 東経140度40分 標高600m

飯舘観測所は、1992年に設置された、波長10mほどのデカメートル波帯の自然電波を観測する木星銀河電波観測所と、1998年に設置された、光学観測とメートル波帯の自然電波の観測を行う、光・電波観測所の2つの観測所からなります。両者は約300m離れています。木星銀河電波観測所では、広帯域アンテナ群を用いて、木星のオーロラ現象に伴って出現すると考えられる木星デカメートル電波(DAM)や、銀河中心方向から到来する電波の観測を行っています。一方、光・電波観測所では、惑星電波望遠鏡(IPRT)を用いて、木星放射線帯内の高エネルギー電子から放射される電波(シンクロトロン放射)を観測しています。また、太陽のコロナ大気中のプラズマが加速する際に放射する電波バーストも観測しています。これらの観測データから電波強度やスペクトルの変化を解析し、木星や太陽の周りのプラズマ粒子の加速過程、輸送過程を解明しています。光・電波観測所では2011年まで、その後にハワイに移設された60cm口径の光学望遠鏡を用いて、木星内部磁気圏のプラズマ発光現象他の観測を行ってきました。


≫ 蔵王
機器の詳細とデータ(研究向け)

惑星圏蔵王観測所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉七日原 北緯38度06分、東経140度32分 海抜685m

蔵王観測所には惑星や太陽からの微弱な電波を捉えるためのアンテナ装置群と、地球の超高層大気(高度80-300km)から発せされる微弱な大気光を捉えるための光学装置が設置されています。元々蔵王観測所は、国際地球観測年(IGY)のために1957年、蔵王町七日原に開設されました。しかし、その観測所は、蔵王町の発展とともに観測所周囲の環境は微弱な光や電波の観測には適さなくなりました。そこで1993年3月、蔵王町と蔵王酪農センター、営林署の御協力により、これまでの場所から西北西に約3キロ離れた蔵王山麓、酪農センターの一角に新観測所が建設されました。この地は周囲2キロ以内に大きな建物がなく、森林と牧場に囲まれた電波・光学観測には理想的な場所です。


女川

惑星圏女川観測所:宮城県牡鹿郡女川町桐ヶ崎 北緯38度26分、 東経141度29分、磁気緯度28.92度、磁気経度208.64度、L値1.31

宮城県女川にある観測所において、地球の電離圏や磁気圏現象に伴う地磁気の時間変動を、フラックスゲート磁力計やサーチコイル磁力計を用いて観測しています。九州大学や北海道大学と共同観測を行っています。


≫ 川渡

惑星圏川渡観測所:宮城県大崎市鳴子温泉蓬田 北緯38度45分、 東経140度46分

木星から放射される電波を観測し、木星電磁圏におけるプラズマ粒子の加速過程や輸送過程、衛星イオと木星電磁圏との相互作用の理解を勧めています。木星放射電波を観測する長距離干渉計網の一局を担っています。


≫ 米山

惑星圏米山観測所:宮城県登米市米山町字桜岡貝待井 北緯38度37分、東経141度14分

木星から放射される電波を観測し、木星電磁圏におけるプラズマ粒子の加速過程や輸送過程、衛星イオと木星電磁圏との相互作用の理解を勧めています。木星放射電波を観測する長距離干渉計網の一局を担っています。


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